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      <title>世界の映画祭だより</title>
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      <description>世界の映画祭をレポート。東京フィルメックスが提供。</description>
      <language>ja</language>
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         <title>第60回カンヌ国際映画祭　レポート</title>
         <description>　今年で第60回を迎えたカンヌ国際映画祭が、5月27日に閉幕した。コンペティション部門では、ルーマニア映画「4ヶ月、3週間と2日」がパルムドール（最高賞）を獲得、次席のグランプリには日本の「殯（もがり）の森」（河瀬直美）が輝いた。節目を記念する数々のイベントで、話題に事欠かなかった映画祭をリポートする。

　映画祭の花形であるコンペ部門には、各国から22作品が集められた。パルムドール受賞経験者が何人も参加する中で、映画祭2日目に登場して話題をさらったのがルーマニアの俊英・クリスティアン・ムンジウ監督だ。妊娠した女子学生が違法な手段で堕胎を試みるという衝撃的な内容で生命の尊厳を問うた、長編劇映画２作目。審査員たちからも最高賞の栄誉を得た。

　３度目のカンヌ参加となった河瀬直美の「殯の森」は、コンペ最終上映。妻の死を受け入れられない老人と、子どもを亡くした若い介護士が、老人の妻の墓参りのために森に分け入る。殯とは、古来の倭言葉で、本葬に移すまでの間、遺体を安置する場所や行為のことを言う。２人が深い森の中で、次第にそれぞれの愛する人の死を受け入れる過程を圧倒的な映像美と緊張感あふれる演技で描き出した。

　その他のコンペ各賞も、比較的製作本数が少ない若手の監督たちの作品が受賞を重ねた。一方でコーエン兄弟や、ウォン・カーウァイ、エミール・クストリッツァなどは各々の実力を示したものの無冠に終わり、ベテラン勢の中ではガス・ヴァン・サントが60回記念賞を受賞。これは、映画監督のスティーブン・フリアーズ率いる審査員団が、これからの新しい才能の可能性に賭けた結果と言える。

　コンペの他に注目を集めたのは、競作オムニバス「To Each His Own Cinema」だ。ケン・ローチやホウ・シャオシェン、ナンニ・モレッティなど各国の巨匠33組が映画館をテーマとした3分の短編を製作。日本からはただ１人、北野武監督が「素晴らしき休日」で参加、満場の観客の笑いを誘った。それぞれにおいて作家の個性が十二分に発揮され、カンヌが独創的な監督たちを意欲的に発見して、紹介を続けてきた底力がこの１つの映画の中に示された。なお、「素晴らしき休日」のみ、北野監督の最新作「監督・ばんざい！」の公開時にあわせて上映される。

　映画祭が果たすべき使命は多いが、今年のカンヌに参加して筆者が強く感じたことは、映画祭は作家を育てるということである。河瀬監督は会見で「カンヌが私を育ててくれた」と感謝の念を込めて語った。若手に与えられた賞の数々は、今後その結果が証明されていくことになろう。「大日本人」の松本人志監督は、賛否両論の激しい反応に驚きを受け、それだけに次回作への意欲とも思われる発言を残した。北野監督は「『HANA-BI』のベネチア映画祭での金獅子賞以来、10年をかけてようやくここまでたどり着けた」と感慨深く振り返った。「映画の授業」を行ったマーティン・スコセッシは、「情熱とクレイジーさをもって製作に努めて欲しい」と若者たちを励ました。
　人間で言うところの還暦を迎えようとしているカンヌ映画祭は、伝統と格式を誇りながらも、新しい映画と才能を迎え入れ続け、若々しさを失わない。
（報告者：岡崎　匡）　＊公明新聞(2007年6月2日）に掲載された記事を転載</description>
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         <category>カンヌ映画祭</category>
         <pubDate>Thu, 05 Jul 2007 12:41:08 +0900</pubDate>
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         <title>第8回チョンジュ国際映画祭　レポート</title>
         <description>
チョンジュ（全州）国際映画祭は今年で8回目を迎えた。いまやアジアを代表する国際映画祭となった感のあるプサン映画祭が昨年10月で11回目の開催を迎えたわけだから、その約3年後のスタートだったわけだ。また、同映画祭は長編・短編合わせて約200作品の映画を上映する比較的規模の大きな映画祭で、おそらくはプサンに次いで、総合的な映画祭としては韓国国内で2番目に大きな映画祭なのではないかと思う（ちなみにジャンル映画の映画祭としては、プチョン国際ファンタスティック映画祭という大規模な映画祭がある）。

最初からプサン映画祭との関連の話から始めたのには、ある程度必然性がある。というのは、チョンジュ映画祭のプログラムは実際に、プサン映画祭のプログラム内容に大きく左右されているからだ。理由は単純で、チョンジュ映画祭は作品の国内でのプレミア上映を重視しているからであり、それ故、事実上多くの作品出品者がプサン映画祭の方にプライオリティを置いている現状では、「プサン映画祭で上映されなかった映画」を上映する映画祭という立場に、自らを置かざるをえないのである。もちろん、そうは一言で言っても様々なケースがあることは確かで、例えばプサン映画祭の作品選定後に完成した作品がチョンジュでプレミア上映されることはままあるし、また、見方によってはどんな映画祭でも、多かれ少なかれ「他の映画祭で上映されなかった映画」を上映しているものではあるのだけれども。

ただもちろん、同じ韓国国内に、国内のみならずアジア全域に、あるいは世界的にも影響力を持つに至ったプサンのような映画祭を持つ事の意味は、それ以上に大きいことは間違いない。というのは、国内的にも国際的にも、プサンとの差別化を図り、何らかの独自性を表現するということが、そもそもの最初からチョンジュに課せられた非常に難しい命題だったのであり、そのことは、チョンジュがこれまで描いてきた軌跡を辿ってみれば、それなりに明らかであるからだ。

結論から先に言えば、差別化、あるいは独自性のためにチョンジュが採った、あるいは採ってきた選択肢は、よりハードコアな方向へと舵を切る、ということだったと言っていい。つまり具体的にいえば、よりインディペンデントな映画を支援するという方向性だ。そしてそれを含む形で打ち出されたのが、デジタル映画の可能性を開拓するという方針であり、それを最も端的に表現している企画が、国際的にもよく知られている「三人三色」である。この企画は既にこれまでにも一定以上の成果をあげていて、傑作として知られる2004年のポン・ジュノの作品をはじめ、すでにアジアの名だたる監督たちがデジタル短編作品を同企画のために寄せてきており、8回目を迎えた今年は、ついにアジアを離れ、ヨーロッパからハルン・ファロッキ（オランダ）、ペドロ・コスタ（ポルトガル）、ウジェーヌ・グリーン（フランス）という3人の監督が迎えられることとなった 。

ただ、未だに試行錯誤の中にあるのは、映画祭のメインプログラムである国際コンペティション部門だろう。この部門（と韓国映画の特集部門）が、映画祭の旗印たる「インディペンデント映画の支援」という理念を最も象徴すべき部門であることは間違いなさそうなのだが、理念の明確さと比べて、肝心の内容の方の焦点がやや不明確であり、その辺りが、幾度にも渡る当部門の再編成という結果となってあらわれているのではないかと思える。今年に関しても、これまで続いてきた「Digital Spectrum」というデジタル映画のコンペティションが廃止され、国際コンペ部門が従来の2部門から1部門となるなど、大きな変化が施されていた 。

また、海外から訪れる観客にとって、この種の映画祭の魅力的な点は、韓国映画の新作をまとめてショウケース的に観ることができるということかもしれない。そして、その意味では、国内のインディペンデント作品を対象にした「Korean Cinema on the Move」という既存部門の新たなコンペティション化は、そうした部分への注目をさらに高めたいという映画祭側の意欲の表れだとも受け取れる。ただ、国際的に訴求力のある作品はそれよりも先に海外の映画祭、あるいはプサン映画祭などに出品されていることが多い現状では、同部門の作品の質を国際的な基準で維持するのは並大抵なことではない。そしてそのことは、今回に関しても、ある程度明らかになってしまったともいえる。しかしながら、これに関しては、継続して努力をしていく以外に方法はないのかもしれない。

それから、言うまでもないことだが、映画祭の大切な仕事の一つには、映画史的な過去の作品に再び光を当てるということがある。そして、その意味で、今年行われたイギリス人映画作家ピーター・ワトキンスのレトロスペクティブは、実に素晴らしい仕事だったといえる。中でもやはり白眉だったのが、ノルウェーの画家エドワルド・ムンクの生涯を描いた『Edvard Munch』（邦題『ムンク 愛のレクイエム』）で、ワトキンスの作品によく見られるフェイク・ドキュメンタリー的な手法と従来的なフィクションの作法が高度に融合され、非常にユニークな、そして魅惑的な世界を現出せしめた濃厚な傑作だった。また、フェイク・ドキュメンタリー的な手法を駆使して痛烈な社会批判を行うワトキンスの本流とも言える作品群の中では、”Punishment Park”という架空の場所を通じて国家による暴力を比喩的・寓話的に描いた『Punishment Park』が、強く印象に残っている。

加えて、今回「三人三色」で招聘されたハルン・ファロッキやアルメニアの映像・映画作家アルタヴァスト・ペレシャンの特集上映、あるいはミッドナイト上映でのジョン・ウォーターズや押井守の小特集など、今年のチョンジュの回顧上映は、昨年のインドの巨匠リティック・ゴトクの特集上映に引き続き、著しい充実度だった。また、この映画祭に特徴的なことの一つに、観客の層が非常に若いということがある。事情を聞けば、映画を勉強する大学生等がソウルやプサンなどからも団体で駆けつけて来ているのだという。また、チョンジュという比較的小都市で開催されていることもあり、野外での無料上映や音楽バンドによるコンサートなど、地域社会のイベントとしても定着している様子が伺える。まだまだ試行錯誤が続く部分もあるかもしれないが、少なくとも「プサンで上映されなかった映画」を上映する映画祭、という以上の存在になれる地盤は、十分に整いつつある。

（報告者：神谷直希）</description>
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         <category>チョンジュ映画祭</category>
         <pubDate>Tue, 03 Jul 2007 17:40:21 +0900</pubDate>
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         <title>第60回カンヌ国際映画祭コンペティション部門ラインアップ</title>
         <description><![CDATA[　今年で60回の節目を迎えるカンヌ国際映画祭が、5月16日から27日まで開催される。
　もっとも注目を集めるコンペティション部門では、過去にカンヌやベネチア、ベルリンなどでの受賞実績のある巨匠や人気監督がすらりと並び、そこに気鋭の若手が挑む。

　コンペティション部門は、全22本（他、コンペ外1本）。
　このうち、昨年の同映画祭で審査委員長を務めたウォン・カーウァイの「My Blueberry Nights」はオープニング作品として上映される。主演にジュード・ロウと歌手のノラ・ジョーンズを迎え、全編を英語で撮影した野心作だ。
　史上初の３度目の受賞を狙うエミール・クストリッツアの他、クエンティン・タランティーノ、ガス・ヴァン・サント、コーエン兄弟などパルムドール経験者が並ぶ。

　三大映画祭常連のキム・ギドクは、意外にもこれが初めてのカンヌ映画祭コンペ参加となる。同じ韓国からは「オアシス」でベネチア映画祭の監督賞や新人俳優賞（ムン・ソリ）に輝いたイ・チャンドンが五年ぶりの新作「Secret Sunshine」で臨む。
　アレクサンドル・ソクーロフは、「Alexandra」で五度目のコンペ参加となる。

　コンペ初参加組の中では、ハンガリーの鬼才タル・ベーラによる「The Man From London」や、第5回東京フィルメックスで「アヴァニム」が上映されたラファエル・ナジャリの「Tehilim」も注目だ。

　日本からは、河瀬直美の「殯（もがり）の森」（6月公開予定）が上映される。10年前に「萌の朱雀」でカメラドールに輝き、一躍世界の注目を集めることになった縁起のよい舞台で、再びの栄光を目指す。コンペティション上映作品の中でも、最後の上映となる。

　これらの作品を審査するのは、「クイーン」でヘレン・ミレンをアカデミー賞最優秀主演女優賞に導いたスティーブン・フリアーズが審査委員長を務める9人の審査員。
　他には香港のマギー・チャン、オーストラリアのトニー・コレット、カナダのサラ・ポーリーなど、女優が目立つ顔ぶれとなっている。

コンペティション部門のラインアップ（短編、学生映画部門は除く）は以下の通り（07年5月14日現在)。

◇オープニング
My Blueberry Nights（ウォン・カーウァイ）香港

◇クロージング
The Age of Darkness（ドゥニ・アルカン）カナダ　＊コンペ外上映

◇コンペティション
An Old Mistress (Une Vieille Maitresse)（カトリーヌ・ブレイヤ）フランス
The Love Songs (Les Chansons d'amour)（クリストフ・オノレ）フランス
The Diving Bell and the Butterfly（ジュリアン・シュナベール）フランス
Auf Der Anderen Seite Des Lebens（ファティ・アキン）トルコ
Breath（キム・ギドク）韓国
No Country for Old Men（ジョエル＆イーサン・コーエン）アメリカ
Zodiac（デビッド・フィンチャー）アメリカ
We Own the Night（ジェームズ・グレイ）アメリカ
殯の森（河瀬直美）日本
Promise Me This（エミール・クストリッツァ）セルビア
Secret Sunshine（イ・チャンドン）韓国
4 Months, 3 Weeks and 2 Days（Cristian Mungiu）ルーマニア
Tehilim（ラファエル・ナジャリ）フランス
Silent Light（カルロス・レイガダス）メキシコ
Persepolis（Marjane Satrapi and Vincent Paronnaud）フランス
Import/Export（ウルリッヒ・ザイドル）オーストリア
Alexandra（アレクサンドル・ソクーロフ）ロシア
Death Proof（クエンティン・タランティーノ）アメリカ
The Man From London（タル・ベーラ）ハンガリー
Paranoid Park（ガス・ヴァン・サント）アメリカ
The Banishment（アンドレイ・ズビャギンツェフ）ロシア

◇コンペティション審査員
スティーブン・フリアーズ / 審査委員長 / 英国、監督
マギー・チャン / 香港、女優
トニー・コレット / オーストラリア、女優
マリア・デ・メディロス / ポルトガル、女優・監督
サラ・ポーリー / カナダ、女優・監督
マルコ・ベロッキオ / イタリア、監督
オルファン・パムク / トルコ、作家
ミシェル・ピコリ / フランス、俳優・監督
アブドラマン・シサコ / モーリタニア、監督

以上

<a HREF="http://www.festival-cannes.org/" target="_blank">＜第60回カンヌ国際映画祭　公式サイト＞</a>]]></description>
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         <category>カンヌ映画祭</category>
         <pubDate>Mon, 14 May 2007 17:59:07 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>「アザー・ハーフ」がチョンジュ国際映画祭で最高賞を受賞！</title>
         <description><![CDATA[4月26日から5月4日まで開催された韓国のチョンジュ国際映画祭で、イン・リャン監督の長編第２作「アザー・ハーフ」がIndie Vision部門（インターナショナル・コンペティション）でWoosuk Award（最高賞）を獲得、副賞としてUS$10,000が贈られた。

Indie Visionは映画祭のメインとなるコンペティション部門で、劇映画とドキュメンタリーを含め、世界各国から12本が上映された。日本からは坪川拓史監督の「アリア」と、植岡喜晴監督の「ルック・オブ・ラブ」の２本が参加していた。

チョンジュ国際映画祭公式サイト
<a HREF="http://jiff.or.kr/" target="_blank">公式サイト(韓国語版)</a>
<a HREF="http://english.jiff.or.kr/" target="_blank">公式サイト(英語版)</a>]]></description>
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         <category>チョンジュ映画祭</category>
         <pubDate>Mon, 07 May 2007 13:48:09 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>第8回チョンジュ国際映画祭　開幕！</title>
         <description><![CDATA[  今年で8回目の開催となるチョンジュ（全州）国際映画祭が4月26日に開幕を迎えた。同じく韓国のプサン国際映画祭が名実ともにアジア最大の映画祭としての地位を固めつつあるのに対し、デジタルシネマやインディペンデント映画により焦点をあてた映画祭として知られるチョンジュだが、やはり国際的に広く知られている同映画祭発のプロジェクトといえば、毎年3人の映画作家に40分弱のデジタル中編作品の製作を委託する通称「三人三色」であろう。過去に日本からも青山真治や諏訪敦彦、あるいは石井聰亙や塚本晋也といった監督たちが参加しているこのプロジェクトには、これまでアジア出身の監督たちが参加してきていたが、今年はその枠が撤廃され、名前も新たに「Jeonju Digital Project」となってリニューアルされて登場する。今年の参加監督はペドロ・コスタ（ポルトガル）、ハルン・ファロッキ（ドイツ）、ウジェーヌ・グリーン（フランス）というヨーロッパからの3人。完成作品は4月28日にまとめてプレミア上映される。

  また、映画祭のメインセクションといえるコンペティション部門「Indie Vision」には、世界各国からの長編12作品が参加予定。日本からは植岡喜晴の『ルックオブラブ』と坪川拓史の『アリア』の2作品が選出されている。（文中敬称略）　報告者：神谷直希

チョンジュ国際映画祭公式サイト
<a HREF="http://jiff.or.kr/" target="_blank">韓国語版</a>
<a HREF="http://english.jiff.or.kr/" target="_blank">英語版</a>]]></description>
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         <category>チョンジュ映画祭</category>
         <pubDate>Fri, 27 Apr 2007 12:22:47 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>第9回ウディネ映画祭</title>
         <description><![CDATA[　イタリアの北東部、半島の付け根にあたる都市ウディネで、今年が9回目となるウディネ映画祭が4月20日から28日までの日程で開催される。

　ウディネ映画祭は、その英語名称であるUdine Far East Filmの通り、東アジア及び東南アジアを中心とした地域の作品が上映される、コンペティション部門を持たない映画祭である。作品の傾向では、各国で1年間にヒットした娯楽大作や、いわゆるファンタ系映画（SFやアクションのカルト映画）の他、監督に焦点をあてた旧作の特集上映などが特徴的だ。

　過去に東京フィルメックスで上映された作品で、このウディネでも上映された作品もあり、例えば「サグァ」や「PTU」、「武士-MUSA-」「幽霊人間」などがある。
　毎年、日本映画の出品も多く、今年も多くの作品がお目見えする。
　塩田明彦監督の「どろろ」がオープニングを飾るほか、「デスノート」「さくらん」「口裂け女」「木更津キャッツアイ　ワールドシリーズ」「ストロベリーショートケークス」「フラガール」「日本沈没」「嫌われ松子の一生」「NANA 2」「LIMIT OF LOFE 海猿」「笑う大天使」などが上映される。

また、今年のレトロスペクティブは、香港のパトリック・タム特集である。

<a HREF="http://www.easynetserver.it/easynet/Frameset.asp?CODE=FEFF&FROMSTART=TRUE" target="_blank">＜ウディネ映画祭　公式サイト＞</a>]]></description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/04/9_1.html</link>
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         <category>ウディネ映画祭</category>
         <pubDate>Thu, 19 Apr 2007 15:43:59 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>第9回ニッポン・コネクション開催</title>
         <description><![CDATA[　ドイツのフランクフルトで「第９回ニッポン・コネクション」が4月18日から22日にかけて開催される。

　もともとは学生を中心としたメンバーたちの熱意により生まれた映画祭であったが、日本映画の新作をインディペンデント作品からメジャー作品まで幅広く積極的に紹介を続けて、地元の人々はもちろん、欧州各地の日本映画ファンの支持を集めて定着を果たした。ドイツ国内の劇場での商業公開や、ベルリン映画祭などでの上映とは違った選択肢を観客に提示して好評だ。

　また、映画上映にとどまらず、食やファッション、アートパフォーマンスやマンガなどのサブカルチャーまで、日本文化を紹介する企画が多いのも、この映画祭の特徴のひとつである。

　今年、上映される日本映画は以下の通り。

「笑う大天使」*
「無花果の顔」
「14歳」*
「メゾン・ド・ヒミコ」*
「恋する日曜日」*
「松ケ根乱射事件」*
「いつか読書する日」
「蟲師」*
「悪夢探偵」
「悶絶ほとばしる愛欲」*
「紀子の食卓」
「パプリカ」
「パビリオン山椒魚」*
「ストロベリーショートケイクス」
「スウィングガールズ」
「鉄コン筋キンクリート」
「夢十夜」
「おじさん天国」*
「恐い女」*
「プルコギ」
「横浜メリー」*

　このうち、ドイツプレミア上映となる作品（上記中*印）を対象に、観客の投票で選出する「NIPPON CINEMA AWARD」には副賞として2,000ユーロが授与される。

レトロスペクティブは、「SHOOTING THE SUN」と題して60年代の実験映画をイメージフォーラムなどの協力を得て特集する。

<a HREF="http://www.nipponconnection.de/" target="_blank">＜ニッポン・コネクション　公式サイト＞</a>]]></description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/04/9.html</link>
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         <category>ニッポン・コネクション</category>
         <pubDate>Wed, 18 Apr 2007 14:32:05 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>第31回香港国際映画祭　レポート</title>
         <description>　3月20日から4月11日まで開催され、今年で31回目を迎えた香港映画祭はその規模の点で大きく変貌した。一つは、昨年は分裂して開催された映画マーケット「フィルマート」が今年は3月20日から22日まで開催されたこと、もう一つは、今年から新たに始まった「アジアン・フィルム・アワード」の授賞式が3月20日に並行して行われたことである。

　香港映画祭は世界各国の新作劇映画、ドキュメンタリー、アニメーションからクラシック作品、更に香港の学生映画に至るまで300本を超える映画が上映される大規模な映画祭だが、基本的には香港の映画ファンに様々な映画を見せる機会を提供することを主旨としており、会場も香港市内の幾つかの地域に分散している。一方、「フィルマート」は香港コンベンションセンターを会場とし、その中で映画の権利を売買するマーケット、製作者や監督が新企画をプレゼンする企画マーケット「HAF」、更に様々なセミナーなどが開催される。以前、6月に開催されていた時は今一つその存在価値がはっきりとしなかったが、3月に開催されるようになってからはヨーロッパの主要配給業者も訪れ、“プレ・カンヌ・ミーティング”としての役割を果たしつつあるように思える。

　今年はこれに「アジアン・フィルム・アワード」という新たなイベントが加わった。中谷美紀が『嫌われ松子の一生』で女優賞を受賞したことが日本でも多く報道されたこの賞は2006年にアジア地域で製作された映画を対象に各賞が選ばれる。1988年に始まった「ヨーロッパ映画賞」のアジア版とも言うべきものである。香港コンベンションセンターの大ホールで行われた授賞式にはアンディ・ラウ、ソン・ガンホ、ピ(Rain)、チャン・チェンらノミネートされたスターに加え、トニー・レオン、イ・ビョンホン、ミッシェル・ヨーらがプレゼンターとして来場し、華やいだ雰囲気の中、各賞が発表された。最優秀作品を受賞した『グェムル』は男優賞、撮影賞、特殊効果賞も含めた4冠を達成。監督賞は『長江哀歌』（原題：『三峡好人』）のジャ・ジャンクー、脚本賞は『メン・アット・ワーク』のマニ・ハギギ、編集賞は『世紀の光』のリー・チャンターティクン、音楽賞は『オペラジャワ』のラハイユ・スパンガと、昨年の東京フィルメックスの上映作品が数多くの賞を受賞した。

　香港映画祭と「フィルマート」、「アジアン・フィルム・アワード」は、会場が異なることもあり、完璧に連動したイベントとは言い難い。しかし、例えば『さくらん』で香港映画祭に参加した蜷川実花監督、出演の木村佳乃、安藤政信が「アジアン・フィルム・アワード」のプレゼンターとして登場したり、「HAF」に新企画『東京ソナタ』で参加した黒沢清監督が香港映画祭での『叫』の上映後に観客とのQ&amp;Aを行ったりするなど、参加ゲストが複数のイベントにクロスオーバーすることで一体感を持たせようとする努力はなされていた。少なくとも、マスコミの注目度の高い「アジアン・フィルム・アワード」を香港映画祭のオープニングと同時に開催したことは、香港映画祭を内外に認知させることに大きく役立ったことは間違いない。上映作品の傾向にそれほど大きな変化がなかったにも関わらず、今年の香港映画祭は観客動員が飛躍的に向上したという。「アジアン・フィルム・アワード」の開催がその要因の一つであったことは想像に難くない。

　香港映画祭本体は、ジョニー・トー作品の脚本を手がけてきたヤウ・ナイホイの監督デビュー作『跟蹤(Eye in the Sky)』、パク・チャヌク監督の『サイボーグでも大丈夫』というベルリン映画祭で話題となった2作品で開幕した。プレミア上映にこだわっていないこともあり、上映作品はこの1年間の世界の映画祭で上映されたものが多く、アジアのデジタル作品を対象とするコンペティションも、マレーシア映画『愛は一切に勝つ』が金賞、中国映画『檳榔(Betelnut)』が銀賞と、昨年のプサン映画祭のニュー・カレンツ賞を分かち合った２作品が受賞した。

　今回プレミア上映された作品のうち最も際立ったのが、ジャ・ジャンクーの短編『我們的十年(Our Ten Years)』だ。これは中国の新聞「南方都市報」の依頼で作られた8分の短編で、山西省を走る列車を舞台に二人の女性の数度にわたる出会いを描きつつ、10年の歳月を見る者に感じさせる傑作だ。出演はジャ・ジャンクー作品常連のチャオ・タオと、今中国で最も注目されている若手女優の一人ティエン・ユェン。全編を彩るリン・チャンの音楽も素晴しい。この作品と同時上映されたフルーツ・チャン監督の30分の短編『西安故事(Xi’an Story)』も、西安の街を舞台に離婚寸前の若い夫婦が思わぬ出来事から愛情を取り戻すまでを描きつつ、ラストに思わぬ仕掛けをほどこした佳作であった。また、『趙先生』が日本でも公開された中国の映画作家ルー・ユエが1999年に撮影し、その後検閲のためにお蔵入りになっていた長編映画『小説(The Obscure)』がワールド・プレミア上映されたのも話題となった。ドキュメンタリーとドラマを巧みに融合した作品で、阿城、王朔ら現代中国文学を代表する作家たちが登場するのも興味深い作品だ。

　地元の映画ファンに向けてのイベントとしては確実に定着している香港映画祭だが、今年行われた外へ向けての拡大への試みは大きな成果をあげたと言える。来年以降もこの規模が継続するようであれば、ベルリン映画祭とカンヌ映画祭の中間のミーティング・ポイントとして、国際的にも大きな意味を持つ映画祭となることは間違いないだろう。
（報告者：市山 尚三）</description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/04/31_1.html</link>
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         <category>香港映画祭</category>
         <pubDate>Tue, 17 Apr 2007 16:02:32 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第20回シンガポール映画祭(4/18-4/30)　開幕</title>
         <description><![CDATA[<a HREF="http://www.filmfest.org.sg/" target="_blank">シンガポール映画祭　公式サイト</a>

第20回シンガポール映画祭では、40か国から300作品（ワールド・プレミア４本、インターナショナル・プレミア４本、アジア・プレミア16本）が上映される。

オープニングは、スリランカのPrasanna Jayakody監督の長編第一作「Sankara」。
クロージングは、「オペラジャワ」インドネシアのガリン・ヌグロホ監督。

Silver Screen Awardsの対象となる、アジアの長編映画のコンペティション部門は、11作品。中東からインド、東南アジア、韓国、中国などからの幅広い作品がラインナップされ、シンガポール映画「Solos」やフィリピン映画「The Woven Stories of The Other」などの新進監督も紹介される。また、昨年の東京フィルメックスの上映作品「アザー・ハーフ」（イン・リャン）、「スクリーム・オブ・ジ・アンツ」（モフセン・マフマルバフ）、「オペラジャワ」もプログラムされている。

Asian Cinema部門では、日本から廣木隆一監督の「M」、他にインドネシアをはじめ東南アジア作品が目立っている。

また、５つの特集上映が組まれており、特に第20回記念特集として歴代のシンガポール短編コンペティション受賞作37本を上映する。

他に、没後25周年ファスビンダー特集（11本）、音楽ドキュメンタリー映画（８本）、アラブ映画特集（７本）、エジプトのノーベル文学賞受賞作家で、昨年他界したナギーブ・マフフーズ原作の作品（２本）が上映される。

 第20回を迎えたシンガポール国際映画祭は、東南アジアにおける最初の国際映画祭として東南アジアのハブとなり、ネットワーク作りを支えてきている。
　また、シンガポール自国の映画をバックアップして、短編コンペティションでの顕彰やプレミア上映などにより、エリック・クーやロイストン・タンなどの監督を紹介してきている。長編劇映画の製作本数が年間数本程度というシンガポールの映画状況ではあるが、活性化を促す機会を作り、地道にサポートを続けている。

　なお、特筆すべき点として、1987年の創設以来、チェアマンGeoffrey Malone氏とディレクターPhilip Cheah氏が継続して任にあたっており、映画祭としての一貫したベースを固めて活動している。
（報告者：森宗厚子）]]></description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/04/20418430.html</link>
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         <category>シンガポール映画祭</category>
         <pubDate>Mon, 16 Apr 2007 16:05:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第57回ベルリン国際映画祭　レポート</title>
         <description><![CDATA[　ほとんどすべての物事がそうであるように、映画祭についても、他の映画祭との様々な関係性の上で成り立っている側面がある。たとえば、あるひとつの映画祭のプログラムについて、それがどうしてそのような内容に落ち着いたのかということを検証しようとすれば、そのような視点を抜きにして考えるのは現実的にはとても難しいだろう。

　つまりはこういうことだ。国際映画祭の世界では、映画祭同士の情報交換のネットワーク（のようなもの）が存在している。それは主に人と人との繋がりを基盤にしているものだ。そしてまた、それとは違うレベルで、表からは見えにくい水面下で、ある種の映画祭同士の間では、作品の争奪戦（上品に言えば分かち合い）が行われてもいる。
　もちろん、それらはほとんどの場合、作品を出品する側を交えた「かけひき」のような形で平和裏に行われていて、文字通りの「戦い」のようになるようなことはほとんどないのだけれど。

　なぜそういったことが起きるのかといえば、映画祭というのは一般的にプレミア上映（ワールド・プレミア、インターナショナル・プレミア、ヨーロピアン（アジアン）・プレミア等々、様々なレベルの「プレミア」がある）にこだわる存在だからだ。そして実際に、映画祭の規約として、作品選定にあたってワールド・プレミア、もしくはインターナショナル・プレミア（製作国本国では上映済みの場合）を自らに課しているような映画祭も少なくはない。
　つまり、他の映画祭ですでに上映された作品については、上映する優先順位が著しく下がったり、あるいは規定によって上映すらできない、ということにもなり、その結果、少しでも優れた作品を集めるために、時として作品の奪い合いのような形になることもあるということなのだ。逆に言うとそれは、作品の出品側にとっては、自分たちの作品の最初のプレゼンテーションの場として、どこでプレミア上映するかという選択の問題でもある。

　ベルリン国際映画祭の場合はどうだろうか。まず、言うまでもなく、この映画祭の場合は、共に三大映画祭と呼ばれるカンヌとベネツィアという二つの映画祭との関係性が大きい。2月に開催されるベルリン映画祭は、8月末から開かれるベネツィア映画祭の約5ヶ月後、そして5月に行われるカンヌ映画祭の約3ヶ月前に開催される格好となる。
　この開催期間の間隔というのが実に微妙で、実質的に考えると、ベルリン映画祭の作品選考のスタート地点はベネツィア前後ということになるだろうし、その進行も3ヵ月後に控えるカンヌ映画祭の巨大な吸引力を常に感じながら、ということにならざるを得ない。また、他の主な映画祭との関係を挙げると、新興のローマ映画祭やアジアの映画界に大きな影響力を持つプサン映画祭は10月に開かれるし、年が明けて1月には新進作家の発掘に定評のあるロッテルダム映画祭や、アメリカのインディペンデント映画振興を主眼とするサンダンス映画祭があり、これらの映画祭とも作品をうまく分け合わなければならない。
　つまり、ベルリンがいかに歴史的に権威のある映画祭であるとはいえ、どう控えめに言っても、作品選定に関しては非常に難しい立場にあると結論できるのだ（もっとも、楽な立場にある映画祭など、ほとんど存在してはいないのだけれど）。

　こうした視点で見た場合、ベルリン映画祭のプログラムについても、また違った様相を帯びて見えてくるかもしれない。改めてここで説明すると、ベルリン映画祭は総合型の巨大な映画祭である。「総合型」とここで便宜的に呼ぶのは、要するに何らかのテーマに特化した、例えばどこかの国や地域であったり、あるいはドキュメンタリー映画やレズビアン＆ゲイ映画などに特化した映画祭ではないということを意味する。
　つまり逆に言えば、作品選定に関しては、予めあらゆる選択肢が開かれているということでもある。しかし、どういうわけか（というべきかわからないが）、結果的に出てくるプログラムは、非常にベルリン的としか言いようのない、微妙な、ある種の折衷的なものとなってあらわれてくることが多い。特にコンペティション部門に関して具体的にいうと、地域的には欧米の作品が多く、ある程度メジャー感のあるアメリカ映画がある一方で、「作家」として知られるヨーロッパの監督の作品もあり、他方では新進・中堅の監督による作品もある中で、作品のテーマとしてはやはりシリアスで社会的なものが並ぶ、といった具合である。

　今年のプログラムに関しても、コンペティション部門出品作の約半数ほどが、戦争や過去の歴史の負の部分を描いた、いわゆる社会派映画と呼べるものだったという。
　あるインタビューで、映画祭ディレクターであるディーター・コスリックは次のように語っている。「今年も非常に論争的な作品や、暗くそして過酷な題材を扱った作品が数多くそろった」 (*1)と。あるいは同じインタビューで彼は次のようにも語っている。「（今年のコンペ出品作で）最も批判された作品は『ボーダータウン』（原題）だが、この作品を選んだのは私の責任においてだ。それによって新たな殺人行為を防げるのであれば、私はそれでもこの映画を選ぶだろう。たとえジェニファー・ロペスとアントニオ・バンデラスがスクリーン上でただ単に会話をする作品であったとしてもだ。私たちにとっては、問題点を掲げて、犯罪行為を止めることのほうが重要なのだ」と。

　これらの発言が示唆しているのは、ベルリン映画祭に社会派の映画が多く集まるのは、主催者側の選択の結果でもあるということである。また、この発言を額面通りに解釈するとすれば、テーマが社会的に重要であるかどうかというのが作品選考の大きな基準になっていたということでもある。
　もちろん、そうした部分がすべてではないのは明らかだし、そこだけを強調するのはいささかバランスにも欠ける。しかしながら、結果においてもそのように見えることは確かであり、作家の名前が前面に出てくるようなラインアップを例年組んでくるカンヌやベネツィアと比較すると、その対比は余計に際立って見える。そしてそこには、前述したような、現在のベルリン映画祭が置かれた微妙な立場が大きく影響していることは確かであるようにも思える。

　そういう意味では、ベルリン映画祭が社会派の映画に重きを置き、そこに活路を見出そうとする戦略も、一つの（大袈裟に言えば）生き残りの手段としては理解できるものだ。理論武装も簡単である。大事なのは社会なのか、それとも映画なのか。いうまでもなく、社会の方が大切なのだから。映画を通して歴史の暗部や社会問題について知り、過去や現在の世界についての理解を深めることに大きな意義があることも、誰にも反論はできないだろう。それに、そうした問題や厳しい現実について、映画でしか表現できない側面も間違いなくあるはずだし、それらをうまく作品という形に落としこめたときには力強い表現が生まれ得ることも、また確かなのだ。
　今回の出品作で言えば、例えば監督賞を受賞した『Beaufort』 (*2)は、いずれ放棄する要塞を守るイスラエル兵の姿を抑制された緊張感をもって描いた佳作だったし、イジー・メンツェルの久々の新作『I Served the King of England』も、歴史に翻弄された一人のチェコ人の半生を軽妙な語り口で描いた上質な一本だった。

　だが、それでも一部の人は思うだろう。映画祭というのは、まずは映画のためにあるべきなのではないか、と。そして、こうも言うかもしれない。映画は元々多様性を内包しているもの。理屈なしに優れた作品を選んでいけば、必然的にそこから様々なテーマが浮かび上がってくるはずだ、と。映画には地域性や社会性を超えて、現代人の実存そのものに迫るような表現を生み出すことが可能であるし、それらが幾つも重なったとき、そのイメージは、今の社会に生きる我々の姿を確実に捉えているだろう。何も最初から「社会派」というような仮面を被る必要はどこにもないのである。
　今回のベルリン映画祭で披露された幾つかの作品、例えばパノラマ部門の『The Tracey Fragments』 (*3)や『2 Days in Paris』(*4) 、あるいはフォーラム部門で上映された『Wolfsbergen』 (*5)や『It Gonna Get Worse』 (*6)などには、個人的に大きな可能性を感じた。それらはコメディであったり、あるいはシリアスなドラマであったり、各々体裁は異なる作品ではあったが、いずれも純粋に映画として面白く、また現在の社会に生きる我々の姿の一端を確実に伝えていた。そこには地域性や社会性を超えた普遍的な〈イメージ＝表現〉があり、だからこそ、映画というジャンルがそれ自体で社会を逆照射できることを、証明しているようにも思えた。
（文/神谷直希）


<a HREF="http://www.berlinale.de/" target="_blank">※ベルリン国際映画祭公式サイトはこちら（独語/英語）。</a>

<a HREF="http://www.berlinale.de/media/pdf_word/service/57_ifb/57_IFB_Awards.pdf" target="_blank">※第57回ベルリン国際映画祭の主な受賞結果はこちら（PDF）。</a>]]></description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/04/57_2.html</link>
         <guid>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/04/57_2.html</guid>
         <category>ベルリン映画祭</category>
         <pubDate>Mon, 09 Apr 2007 17:40:02 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第31回香港国際映画祭 開幕！</title>
         <description><![CDATA[　今年で31回目を数え、歴史の長い国際映画祭のひとつである、香港国際映画祭が3月20日から4月11日まで23日間にわたって開催される。
<a HREF="http://www.hkiff.org.hk/" target="_blank">香港映画祭公式サイト（英語・中国語）</a>

　上映作品はワール・ドプレミア16本を含めて300本にも上る。
　今年のオープニング作品は、香港の「Eye in the Sky」と、韓国のパク・チャヌク監督の「I'm a Cyborg, but that's OK.」の２本。「Eye in the Sky」は、ジョニー・トーの脚本家などを経て、本作品が監督デビューとなるヤウ・ナイホイ（游乃海）監督によるクライム・サスペンスで、先日のベルリン映画祭のフォーラム部門でも上映された。

　メイン部門のひとつ、デジタル・コンペティションでは「マキシモは花ざかり」のアウレウス・ソリト監督の新作「Tuli」がアジア・プレミア上映される。

　香港映画祭の巨大なプログラムには、この１年間で世界各国の映画祭を賑わせた話題作も含まれている。昨年11月の第7回東京フィルメックスで上映した作品のうち、このまた香港にお目見えする作品も多い。
　例えば、中国の若手作品を紹介するChinese Renaissance部門では、「アザー・ハーフ」が上映されるし、作家性の特に強い監督たちの作品を集めたAuteurs部門では「オペラジャワ」「半月」「世紀の光」などが上映される。
　その他、「領域を超えて」と題された、劇映画とドキュメンタリーの境界で鋭く中国映画の現在を描いた作品として、ジャ・ジャンクーの「三峡好人」が、彼のもう１本のドキュメンタリー作品「東」とともに上映され、「鉄西区」の王兵や「水没の前に」の李一凡、カイエ・デュ・シネマのジャン＝ミシェル・フロドンらとパネル・ディスカッションを行う。

　Global Vision部門では、「りんご、もうひとつある？」「メン・アット・ワーク」「天国へ行くにはまず死すべし」が、日本からの参加作品「14歳」「フリージア」「ルート225」「ゆれる」などとともに上映される。

　他に映画祭で上映される日本映画には、「叫」「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」「さくらん」「武士の一分」「蟲師」「NARA:奈良美智との旅の記録」「立喰師列伝」「鉄コン筋クリート」「TOKYO LOOP」「こまねこ」「ルックオブラブ」（植岡喜晴）「垂乳女」（河瀬直美）「選挙」（想田和弘）などがある。

　その他の日本関係の注目作品としては、碁の伝説的な棋聖の生涯をチャン・チェンが演じた「呉清源(原題)」（田壮壮監督）が上映される。この作品は日本でもロケが行われており、伊藤歩や柄本明が出演している。

　特集上映では、リー・ハンシャン（李翰祥）のレトロスペクティブが組まれ、50?80年代に渡るフィルモグラフィから、黄梅調と呼ばれ人気を博したミュージカルや時代劇など、豪華絢爛な傑作群を上映する。
　また、現代香港の監督の特集ではハーマン・ヤウ（邱禮濤、「八仙飯店之人肉饅頭」など）が取り上げられている。

　また同時期の20日-23日には今年で開催5年目を迎える香港フィルマートも行われる。
これまでは映画祭とは別の時期に行われていたものが、今年から歩調を合わせた。企画マーケットであるHAFも、今回から映画祭が主催することになっている。
<a HREF="http://www.hkfilmart.com/filmart/" target="_blank">香港フィルマート</a>（日本語あり）
<a HREF="http://www.hkfilmart.com/haf/" target="_blank">HAF</a>（日本語あり）

　加えて、今年から映画祭開催期間中にアジア・フィルム・アワード（アジア映画賞）が実施されることになった。
<a HREF="http://www.hkiff.org.hk/afa/jap/introduction.htm" target="_blank">アジア・フィルム・アワード</a>

　この1年間で製作もしくは公開されたアジア地域の映画のうち、最優秀作品賞、同監督賞、同主演男優賞など10部門にわたるノミネート作品の中から、17名の審査員が選出するという、アジア版アカデミー賞の趣を持つ。
　これは近年、10月に開催されるプサン映画祭がアジア圏の映画祭で大きな影響力を持つに至っている事に対して、香港政府が肝いりで試みた施策である。今年中国への返還１0周年を迎える香港でこのアジア映画賞の授賞式は、まさしく返還式が行われた会場（5,000人規模）で行われ、スターを含めた多くの映画関係者が来場して、テレビ放映まで予定されるという。

　既に前売りチケットの売れ行きが、昨年の同時期よりも6割増と映画祭側も発表している。アジアの映画祭の中で、規模として最大の10月のプサン映画祭と、そして春の香港映画祭。アジア映画を盛り上げる二大映画祭として、世界各国からの熱い視線に応えられる窓口、賑やかな交流の場として、活況を呈する香港映画祭が、今幕を開けた。
（報告者：岡崎　匡）]]></description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/03/31.html</link>
         <guid>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/03/31.html</guid>
         <category>香港映画祭</category>
         <pubDate>Tue, 20 Mar 2007 14:52:11 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第57回ベルリン映画祭　ラインナップ発表</title>
         <description>2007年2月8日に開幕を迎える第57回ベルリン国際映画祭の各部門のラインアップが先日相次いで発表された。一般的な注目度が最も高いコンペティション部門には、国や地域性から監督のキャリアの面まで、非常にベルリン的としか言いようのない独特のバランスでもって、全26本（コンペ外上映作品を含む）の作品が並んだ。 

その内容を地域的な観点から見てみると、まずはやはり欧米からの作品に大きな比重があることがわかる。一方にはある程度メジャー感のあるアメリカ映画が数作品並び、他方には新進監督から巨匠クラスのベテラン監督の作品まで、雑多ともいえるヨーロッパ映画が顔を揃える。このあたりの配分具合は、概ね例年通りである。敢えて特徴的な点を探すとすれば、今年は地元であるドイツが製作に参加している作品が比較的多い、ということがあげられるのかもしれない。 

その他の地域からのエントリーは全部で7作品。南米はアルゼンチンとブラジルから、それぞれ1作品ずつが選出されている。そしてアジアからは、イスラエル作品を含めて5作品がエントリー。韓国、そして中国から、それぞれ2作品ずつが選出されている。韓国のパク・チャヌクの新作を除けば、いずれも新進と言ってもいい監督による作品となる。残念ながら、昨年に引き続き日本からのコンペ作品のエントリーはない。

その他の部門で派手に目を引く点を挙げるとするならば、パノラマ部門にスティーヴ・ブシェミ、ジュリー・デルピー、サラ・ポーリー、アントニオ・バンデラスら有名俳優による監督作品がいくつかエントリーしていることだろうか（ちなみにコンペ部門にはロバート・デ・ニーロの監督作が入っている）。ただ、敢えて東京フィルメックス的な視点から注目作を挙げるとすれば、アジアや日本作品以外では、やはりフォーラム部門で特別上映されるカナダの奇才監督ガイ・マディンの新作『Brand Upon the Brain!』（基本的にはサイレント作品だが、イザベラ・ロッセリーニによる生ナレーションやオーケストラ演奏と共に上映される予定）や、同じくフォーラム部門で特別上映予定のフレデリック・ワイズマンによる新作『State Legislature』というあたりになるのかもしれない。さらに言えば、ベルリナーレ・スペシャル部門において、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の『ベルリン・アレクサンダー広場』全エピソードがリマスター上映されることにも、敬意を表すべきだろう。

そして最後に嬉しい報告を二つ。まず一つ目は、昨年の東京フィルメックスのコンペティション部門で『マキシモは花ざかり』が上映され好評を博したフィリピンのアウレウス・ソリト監督の新作『Tuli』が早くもフォーラム部門において上映されること。実は、昨年の映画祭の折に監督が来日したタイミングは、この新作の完成直後のことだったのだ。そしてもう一つは、同じく昨年の東京フィルメックスで東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催で回顧上映を行った岡本喜八監督の作品が、フォーラム部門においてヨーロッパでは初めて特集上映されること。未だ世界では「知られざる巨匠」である岡本監督の傑作の数々が、今回の特集上映でどのような波紋を彼の地に引き起こすのか、興味を持って今後を見守りたいと思う（文/神谷直希）。


・ベルリン国際映画祭公式サイト(独語・英語)： http://www.berlinale.de/
・プログラムは公式サイトの下記ページから検索が可能です：
http://www.berlinale.de/en/programm/berlinale_programm/programmsuche.php


・コンペティション部門のラインアップは以下のとおり（アルファベット順）。

Angel by Francois Ozon, France/Belgium/UK (World Premiere) / Closing Film 
Beaufort by Joseph Cedar, Israel (World Premiere) 
Bordertown by Gregory Nava, USA (World Premiere) 
Die Falscher (The Counterfeiters) by Stefan Ruzowitzky, Germany/Austria (World Premiere) 
El otro (The Other) by Ariel Rotter, Argentina/France/Germany (World Premiere) 
Goodbye Bafana by Bille August, Germany/France/Belgium/UK/Italy (World Premiere) 
Hallam Foe by David Mackenzie, UK (World Premiere) 
Hyazgar (Desert Dream) by Zhang Lu, Republic of Korea/France (World Premiere) 
In memoria di me (In Memory Of Myself) by Saverio Costanzo, Italy (World Premiere) 
Irina Palm by Sam Garbarski, Belgium/Germany/Luxembourg/UK/France (World Premiere) 
La Vie en Rose by Olivier Dahan, France/UK/Czech Republic (World Premiere) / Opening Film 
Les Temoins (The Witnesses) by Andre Techine, France (World Premiere) 
Ne touchez pas la hache (Don’t Touch The Axe) by Jacques Rivette, France/Italy (World Premiere) 
O ano em que meus pais sairam de ferias (The Year My Parents Went On Vacation) by Cao Hamburger, Brazil/Argentina (International Premiere) 
Obsluhoval jsem anglickeho krale (I Served The King Of England) by Jiri Menzel, Czech Republic/ Slovakia (International Premiere) 
Ping guo (Lost In Beijing) by Li Yu, China (World Premiere) 
Sai bo gu ji man gwen chan a (I’m A Cyborg, But That’s Ok) by Park Chan-wook, Republic of Korea (International Premiere) 
The Good German by Stephen Soderbergh, USA (International Premiere) 
The Good Shepherd by Robert de Niro, USA (International Premiere) 
Tu ya de hun shi (Tuya&apos;s Marriage) by Wang Quan&apos;an, China (World Premiere) 
When A Man Falls In The Forest by Ryan Eslinger, Germany/Canada/USA (World Premiere) 
Yella by Christian Petzold, Germany (World Premiere) 

コンペ外上映作品：
300 by Zack Snyder, USA (World Premiere, Out of Competition) 
Letters From Iwo Jima by Clint Eastwood, USA (European Premiere, Out of Competition) 
Notes On A Scandal by Richard Eyre, UK (International Premiere, Out of Competition) 
The Walker by Paul Schrader, USA/UK (World Premiere, Out of Competition) 


・	日本からの出品作（長編作品）は以下のとおり（順不同）。

パノラマ部門
『武士の一分』（山田洋次監督）

フォーラム部門
『選挙』（想田和弘監督）
『カインの末裔』（奥秀太郎監督）
『無花果の顔』（桃井かおり監督）
『Mona Lisa』（李纓監督）

岡本喜八監督特集
『独立愚連隊』（1959年）
『暗黒街の対決』（1960年）
『地獄の饗宴』（1961年）
『江分利満氏の優雅な日常』（1963年）
『大菩薩峠』（1966年）
『日本のいちばん長い日』（1967年）
『斬る』（1968年）
『肉弾』（1968年）
『赤毛』（1969年）
　
ベルリナーレ・スペシャル部門
『さくらん』（蜷川実花監督）

Generation 14plus部門
『鉄コン筋クリート』（マイケル・アリアス監督）

レトロスペクティブ部門
『生さぬ仲』（1932年/成瀬巳喜男監督）
『夜ごとの夢』（1933年/成瀬巳喜男監督）

Eat, Drink, See Movies部門
『プルコギ』（グ・スーヨン監督）


以上。
（報告者：神谷直希）</description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2007/02/57_1.html</link>
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         <category>ベルリン映画祭</category>
         <pubDate>Tue, 06 Feb 2007 12:37:59 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第59回カンヌ映画祭　レポート</title>
         <description>カンヌに来る度に考えさせられることは多々あるのだが、その内の一つは、映画と文化の関わりについて、あるいはそれらの事柄と社会との関係についてである。これは何も抽象的で大仰なことを述べているわけではなく、つまりはカンヌが、あるいはフランスという社会が、映画という文化を非常に重視し尊重しているということが、カンヌ映画祭に参加すると体感として実感できるということなのだ。

もちろん、社会が映画を文化として尊重するかどうかというのは、その社会（の成員）の責任で決めればいいのであって、尊重しようがしまいがそれは基本的にその社会内部の合意事項である。またそうした合意の成立には、その社会で文化や対抗文化が占めてきた位置や、国家権力、あるいはメディアや現代的な広告産業など、様々な要素が複雑に絡んでくるものだろうから、日本もフランス社会を見習うべきだ、といった単純な話にすぐさま回収できるようなことでもない。だから、ここで一旦はっきりと強調しておきたいことは非常にシンプルなことで、カンヌは映画祭として、フランス社会の上述の態度をメッセージとして明確に表象しているということであり、そのことを僕は個人としてしっかりと実感することができるし、また、その状況を非常に羨望をもってみてしまうということなのだ。</description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2006/06/59_1.html</link>
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         <category>カンヌ映画祭</category>
         <pubDate>Sun, 18 Jun 2006 16:42:55 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第45回カンヌ国際映画祭　批評家週間ラインナップ</title>
         <description>今年で45回目を迎えるカンヌ映画祭・批評家週間（5月18日−26日）のラインアップは以下の通り。日本からは中野裕之監督の短編作品「IRON」が選ばれている。

○長編作品
Drama/Mex （ヘラルド・ナランホ）メキシコ
Friss Levego/Fresh Air（アーグネシュ・コチシュ）ハンガリー
Komma（マルタン・ドワイエン）ベルギー
Sonhos de peixe（キリル・ミハノフスキー）ブラジル＝ロシア＝アメリカ
Den brysomme mannen/The Bothersome Man（イェンス・リーエン）ノルウェー 
Pingpong （マティアス・ルータルト）ドイツ
Les amities malefiques（エマニュエル・ブルデュー）フランス</description>
         <link>http://filmex.net/mt/eigasai-dayori/2006/05/45.html</link>
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         <category>カンヌ映画祭</category>
         <pubDate>Tue, 16 May 2006 18:52:22 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第38回カンヌ国際映画祭　監督週間　ラインナップ</title>
         <description>今年で38回目を迎えるカンヌ映画祭・監督週間（5月18日−28日）のラインアップは以下の通り。西川美和監督（『蛇イチゴ』）の最新作『ゆれる』は、新作の長編作品としては、公式部門や批評家週間を含め、今年、日本からの唯一のエントリー作品となった。

○長編作品
A Fost sau n-a fost?（Corneliu PORUMBOIU）ルーマニア
Anche libero va bene（キム・ロッシ・スチュアート） イタリア
Les Anges exterminateurs（ジャン＝クロード・ブリソー）フランス
Azur et Asmar（ミシェル・オスロ）フランス＝イタリア＝ベルギー＝スペイン
Bug（ウィリアム・フリードキン）アメリカ
Ca brule（クレール・シモン）フランス＝スイス
Changement d’adresse（エマニュエル・ムーレ）フランス
Congorama（フィリップ・ファラルドー）カナダ＝ベルギー＝フランス
Daft Punk’s Electroma　（トマ・バンガルテル、ギ＝マニュエル・ドゥ・オメン＝クリスト）アメリカ
Dans Paris（クリストフ・オノレ）フランス
Day Night Day Night（ジュリア・ロクテフ）アメリカ＝ドイツ
Feher tenyer/White Palms （ザボルチ・ハイデュ）
The Hawk is Dying （ジュリアン・ゴールドバーガー）アメリカ
Honor de Cavalleria（アルベール・セラ）スペイン
The Host/Gue Mool（ポン・ジュノ）韓国
Jindabyne（レイ・ローレンス）オーストラリア
Lying（Ｍ.ブラッシュ）アメリカ
On ne devrait pas exister（ＨＰＧ）フランス
Princess（アンデルス・モルゲンターラー）デンマーク＝ドイツ
Sommer 04 An Der Schlei / Ete 2004 au bord de la Schlei（シュテファン・クロマー）ドイツ
Transe/Trance（テレサ・ヴィラヴェルデ）ポルトガル＝フランス＝イタリア
ゆれる/Sway（西川美和）日本</description>
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         <category>カンヌ映画祭</category>
         <pubDate>Tue, 16 May 2006 11:09:19 +0900</pubDate>
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